館林市と邑楽町にまたがる「多々良沼」にハクチョウが飛来している。例年2月上旬には国内で見られる数が減るとされ、見ごろは終盤だ。

日本に飛来するハクチョウは、オオハクチョウとコハクチョウの2種。ロシアなどで繁殖し、日本には千島列島を経由して飛来し、冬を越す。多々良沼では2種とも観察できる。
特にオオハクチョウは全長140~160センチ程度あり、日本で見られる野鳥としては最大級だ。体重も10キロを超え、広げた翼は2メートルにも及ぶ。特徴的な「コー」という鳴き声をあげて飛ぶ姿は壮観だ。
ハクチョウは一度カップルになると別れることなく生涯ともに過ごすとされる。多々良沼ではオスとメスがたわむれる様子も見られ、訪れた人の目を癒している。

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